【22日目~】臨床で使えるお灸をめざして【人体施灸】

やいとSTATION

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目標とするお灸を安定して据えることは、出来るようになってきましたでしょうか?
元々ちょっとづつでも練習していれば、それなりに出来た。という人もいれば、
ぜんぜん、上手く出来ないという人もいるでしょう。

そろそろ練習を初めて1ヶ月が経ちます。
元々出来ていた時と比べれば、理想とは違っても手は動くようになっていることでしょう。

いたたに
いたたに

まず、出来たことを認めて、出来ない出来ないと言うことをやめましょう。

目標 人にお灸を据える。

ツボを取る

治療目的となると、ツボを探して治療点を探すのですが、それぞれの考え方や講習会に参加しましょう。

とりあえず今の所は、教科書的な取り方でやりやすい場所を取りましょう。


取穴部位は「足三里」

1つ目は、膝蓋骨に親指を引っ掛けるようにして人差し指と中指を足先に向けて伸ばします。

ちょうど中指の先あたりが足三里です。

2つ目は、親指を脛骨に添わせて膝の方へ上げていきます。

膝の手前あたりで、骨が膨らんだ感じがして指の止まる所の外側
ちょうど指の関節一つ分外あたりが足三里です。

たまに、2つ目の方法では骨の膨らみが少なくてわからない人がいるので、1つ目のやり方がわかりやすいと思います。
どちらの取り方でも、グッと強く押さえると鈍い痛みを感じる場所です。

お灸を据えてみましょう。

ツボ『足三里』が取れたら、お灸を据えてみましょう。
据え方は、一つ据えたら灰は取り去り、同じ場所に据えるを数回据えます。

このとき、灰をちょっと残すと立てやすくなります。
ですが、燃え残りの灰は次のモグサの火に引火します
ヤケド拡大の危険性があるので、取り去る方がいいでしょう。

どうしても立てられないのであれば、少し水か、アルコール綿花で皮膚を湿らせましょう。

注意点

散々板上でやったサイズのお灸でを据えましょう。

よく人に据えるとなると、途端に小さくなってしまう人が多いです。
特にあまりお灸に自信がない、あまり据えたことがない人に多いです。

小さすぎるお灸は嫌な熱さを感じやすいです。

あまりに大きすぎるのも困りものですが、紙上施灸で燃え跡を確認して丁度いいサイズであれば大丈夫
ただ、病変のない健康な状態であれば熱いのは仕方ないです。

それでも、そこで小さくしてしまうと本当に治療が必要な人へ据えるときでも小さく据えることになり効かない無駄なヤケドを作るお灸をすることになります。


ツボを取った姿勢そのままでお灸を据えましょう。

治療する時の基本ですが、皮膚が動くとツボも動きます。
自分に据える時は、すべての道具が手の届く範囲に用意して取穴しましょう。

問題点の洗い出し

実際に据えてみて

いきなりは難しくても、実際に自分の足三里に据えてみて、熱さはどうだったでしょうか?

  1. ものすごく熱い人
    • モグサを揉みすぎていないか?(モグサが固く締まって燃焼時間が長い)
  2. 線香で点火する最初から熱い人
    • モグサの背丈が短すぎて線香の熱を感じている。(背丈を伸ばしましょう6ミリ以上)
  3. 何となくチリチリと熱さが広がった人
    • モグサの底面が広がっていないか?ヒゲが出てはいないか?(板で揉み出しなど見直し)
  4. モグサが立てられない人
    • 皮膚面の問題もあるので、水やアルコール綿花で湿らせる。
    • モグサを立てる時に皮膚にそっと置いていないか?(皮膚にモグサを押し付けてみよう)

他にも色々あると思います。
よかったら下の方のコメントでどうぞ
分かる範囲で答えたいと思います。

練習を思い出して

自分の場合は何となくチリチリと熱さが広がることが多かったので、底面をきれいに揃える事をよく練習していました。
置く所は、布面(ジーンズ)が多かったですね。
簡単に立てられるので、コケることは気にしない。

50くらい置いてキレイになっていたら自分の足に戻って練習していました。
他の先生の手を見ながら真似てみたりと色々しました。

問題点がはっきりしたら

問題点がはっきりしたら、それに応じて練習しましょう。

  • 板上施灸は、リズムを刻めば、揉み手の一定化と点火精度などの向上が見込めます。
  • 紙上施灸は、燃え跡で大体の熱量などの確認と底面の形の確認が出来ます。
  • 人体施灸は、ツボ取りという意味でも考える事になるので、一番技術向上が見込めます。

どのやり方にしても、なんとなく練習していればなかなか上手くなることはないです。
上手くなるには、「こうやったら良いんじゃないか?」と仮説を立てて実行すること
仮説が上手く行けば結果も出てくるでしょう。
上手くいかなければ次の仮説を立てて実行。その繰り返しです。

実際の臨床でも、こんな感じです。
頑張っていきましょう。

動画配信始めてます。

You TubeのやいとStationチャンネルにて、お灸練習動画をアップしています。
かなり細かく区切ってアップしていますので、必要な部分を見ていただければと思います。

2022年4月21日現在まだ準備編の動画だけなんですが、応援よろしくお願いします。

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