MOXATH Lightで測定したデータとグラフなどを置いておく場所です。
ページの趣旨としては、熱量の専門知識が無くても見て判るグラフがライブラリー的に見ることが出来る場所です。(今のところ希望)
MOXATHをお持ちで、エクセルデータとしてグラフを出したい方はこちらをどうぞ。
グラフなどの変更はご自由にして下さい。
- 出力される数値は、MOXATHと同じ計算に基づいていますが、多少の誤差が出る時があります。
- 論文・発表などに使用する際の裏付けなどはご自身で行って頂きますようお願いします。
- ダウンロードされたExcelファイルを使用して何かしらの損害が出ても責任は持てません。
自己責任において、ご使用をお願いします。 - 動作確認はExcel2019で行っています。
エディション違いでズレが生じることもありますがご容赦願います。 - ファイルは関数のみでマクロは使用しておりません。
シート説明
- 貼り付け
- MOXATH Light MX-1から出力されたテキストデータを貼り付ける場所
- 作業
- グラフに使えるデータなどの変換する場所。
基本的に触る必要はありません。
- グラフに使えるデータなどの変換する場所。
- 参照サンプル
- 作業シートから一部のデータを貼り付ける場所
サマリーグラフに反映させることが出来ます。
- 作業シートから一部のデータを貼り付ける場所
- サマリー
- 貼り付け・参照サンプルのデータをグラフで表示される場所
モクサスの測定専用ソフト
MOXATHの販売元 株式会社チュウオーにMX-5の測定ソフトの配布があります。
こちらでも出力ファイルから読み込ませると履歴を見ることが出来ます。
専用ソフトで見たい方はこちらからどうぞ。
「貼り付け」は、板谷の透熱灸(7月14日)のデータがデモデータとして貼ってあります。
「参照サンプル」は、灸法研究会顧問の新間英雄先生のデータを参考としています。

今回の分は、ひたすら硬く捻ったガイシュでやってみた。
・つまんでも全く潰れず形を保つ程度の硬さ
・見た目のサイズは米粒大、底面はセンサーのサイズピッタリくらい(2.5ミリ前後)
流石に長く燃えていたので、20秒では測り切れなかった。
解ったこと
・台座灸のグラフ形状と似ている。
・最後まで測れていないので推定ではあるが、総熱量が台座灸と似通っている。(7/20の長生灸レギュラー参考)
・モグサ量が平均的に増えると底面での火持ちが良いのでグラフは丸形になる。
グラフが上がっていく4秒あたりからのコブは一体なんなんだろう?
ガイシュの重さは秤がないからわからんです。
使用モグサ
※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります
灸法臨床研究会より技術鍛錬ご参加の先生がたの灸熱温度を測定していただいた分です。
点線のグラフは、顧問の新間英雄先生のグラフになります。
深谷灸法では、しっかりと熱を通す透熱灸をしている勉強会です。
お灸のサイズは、約1センチの高さ、底面は米粒大などの大きさに準じたやり方が特徴。
しっかり熱を通す透熱灸ですので、ピーク温度が高めなのも特徴のように思います。
ご協力頂いた皆様、バタバタとした会場の中ではありましたが、ご協力ありがとうございました。
温度がどうというよりは、自分のお灸が与える熱刺激の特徴を知ることは大事と思っています。
案外測って温度がバラバラでも熱曲線は似通っていることが多いです。
「フワッと気持ちの良いお灸がしたい」と言う事はよく聞きます。
が、そのためにどうすればいいのか?
大きくする? 小さくする? 太くする? 細くする?
まず今自分がどういう特徴のお灸をしているのか?
まずはここからじゃないでしょうか?
一人練習するだけには、測定器の購入は高いですが、チュウオーではレンタルもしています。
学校単位での導入は難しいと聞いていますが、クラブ活動でひと月ほどレンタルで使う。
そういう事が広がるといいなぁと思っています。
今回はありがとうございました。
よもぎの抽出液を水滴のように皮膚において、その上からお灸を据える方法 第2段
2023/7/20にやった方法と同じやり方で14壮連続して行った。
底面の灰が燃えて熱曲線が急に上がるのが観測できると予想して行ったが、結果的には観測できず。
施灸方法
1壮目は写真の状態から点火、燃えた灰は軽く潰してその上から2壮目。
3壮目をする前に2壮目の灰を少し取って、底の灰が増え過ぎないようにして続けていく。

観察
・壮数を重ねるごとに灸熱が上がり通常の透熱灸と同等までの灸熱が上がった。
・2/3のch4、9壮目の大きなグラフはモグサ量が多かったのだと思われる。
・通常の透熱灸と違いピークのグラフ形状は丸い。
・グラフのピークが前進しているのは、連続で行っているためセンサーの温度が下がらず、熱量の上昇傾向を観測した時点で記録を始めている。
そのため、記録スタートからの燃焼時間が伸びている。
当初考えていた施灸底面の灰への引火は無かったが、最終的には透熱灸と同じ温度になることが解った。
残った底面は、水分と圧縮で施灸面に強くへばりついていた。
モグサの底面サイズさえ同じにしていれば、施灸点へのズレを抑えて灸痕サイズの拡大を防ぐには丁度いいのではないだろうか。
ピークが尖らないので、熱刺激感もマイルドになると思われる。
このピーク形状は灸熱緩和器を使用した時と同じような感じと思われる。(周囲圧が無いので同じではない)
底面への引火現象については、観測できるよう継続していく。
データの並びについて(一応のメモ書き)
MOXATHLightでメモリーしていくとやったものをch2へメモリーしていくので順番が2,3,4,5,1とおかしくなる。
計測時で出力されたch1のデータファイル5つをch1~5へ並べて1ファイルにしている。
全くの機械から出力されたデータでは無くなっているが、出力数の改変などはしていない。
よもぎの抽出液を水滴のように皮膚においてその上からお灸をすえる方法。
よもぎの抽出液は水でも良いのですが、水だと見えなくなる。
あと、昔やっていた勉強会で先生が使っていたのを真似した名残です。
施灸方法
1壮目は写真の状態から点火、燃えた灰は軽く潰してその上から2壮目。
3壮目をする前に2壮目の灰を少し取って、底の灰が増え過ぎないようにして続けていく。

データを見る限り1壮目は予想通りの低温。
2~4壮目は安定して50℃前後、5壮目で温度が上がってくる。
予想では、6壮目をすると、もっと上がってくると思われる。
予想の考察
水分を吸った灰が底面で熱の緩衝材となる。
水分を含んだ灰は厚みが出やすい為、熱源がセンサー(皮膚)から離れてピークが丸くなったんじゃないかと考えている。(回数を重ねる必要あり)
5壮目で温度が上がったのは、底面の水分が飛んで乾燥した影響と考えている。
経験上、10壮くらい続けると底面の灰が引火して燃える。
このやり方で火傷を作りたくなければ、5~8壮くらいで仕切り直ししたほうが賢明。
臨床での説明で「70%位の確率で火傷は出来ません。」と説明している。
絶対作るなと言われたら、まあお灸は出来ないかなぁ。
参考によもぎ煮出し液を置いた写真と1壮目の写真


販売に使用している山正の長生灸レギュラーを測定してみた。
最後まで測れてはいないが条件から
・測定開始は33℃
・吸熱閾値設定は36℃
・測定時間は150秒
機械的に測定時間を伸ばしても測定カウントは200回と同じなのでまあ、予測の付く範囲で時間短縮しました。

長生灸レギュラーについて
熱グラフを見る限りかなり安定してます。
同一シートからの個体測定なので別シートからだと変わる可能性もあるかもしれません。
施灸順番は記録の都合ch2→ch3→ch4→ch5→ch1の順番
個体差も考えられるが、ch4とch5が温度高めなのは施灸間隔が短くて、センサーの蓄熱が解消していなかったからと思われます。
最後のch1は最高温下がったのはかなり時間をかけて放置していたのでそのせいかなと推測。
以前も計測して判ってはいたけれど最高温が低い割に熱量が高い。
使っているモグサ(発熱体)の量が多いので当たり前といえば当たり前なんですけどね。
時々やりがちな灸熱緩和器を使った時の失敗。
竹筒をお灸にかぶせて、外すのが早く再点火してしまった時のグラフです。
点線は7月14日測定の透熱灸グラフからch1から抜粋。

観察できたこと
・何もしない透熱灸よりは温度が下がるが、急激な温度変化が起こっている。
推測
・ある程度落ち着いてきた熱さからの急な温度変化は特別熱く感じるかと思われます。
発現条件の推測
・やっていて再現できなかったり出来たりしたが、モグサ下部のサイズの大きめのものが再点火しやすい様に感じた。
・硬く捻ったモグサも再現しやすかったが、燃焼グラフを見てピーク終盤で竹筒で外す分には再現できないことが多かった。
・再現しやすかった形は、いわゆる富士山型と団子型。
竹筒を使用すると燃焼時間の延長傾向がある上にモグサ下部での火種の停滞のために再点火の可能性は高くなると思われる。
灸熱緩和器を使用した場合の熱量変化はあるのかどうか?
モグサだけ、灸熱緩和器使用、灸熱緩和器節なしの3パターンを計測



深谷灸で使われる灸熱緩和器、通称”竹筒”
これを使うとお灸の熱さが緩和されるが、なんで熱さが緩和されるのか?
神経的な接触刺激で熱刺激が抑えられて緩和されるものと聞いてきたが、実際どうなのか?
ということで試してみた。
今回は据えている動画なし。いずれは付けたい。
MOXATH Liteを使い測ってみる。
竹を当てるのが皮膚なので、周囲にそれらしきものを使用。(ゴムシート探してたら革の切れ端を発見、真ん中くり抜いて竹の当たる所へ皮を設置)
機材の設置は平面。
お灸は出来るだけ同じような形にしたが、多少の誤差はあるものとする。
観察できたこと
・竹なしと竹ありでグラフのてっぺんの形状が変わる。(竹の節有り無し関係なし)
・竹なしは軽く尖った形になりやすい。
・竹ありは丸くなる形。
・測定できる温度が下がる。
推測できること
・ピークの形状から、急な熱刺激が抑えられての熱刺激緩和。
・接触刺激による熱さ緩和はあるものと考えるが、燃焼温度の低下での熱刺激緩和が観察される。
ただし、燃焼ピークが伸びているので火玉が何もしないよりも長く皮膚近くに残っていると推測される。
・節無しで上を塞がないでもやったが、節ありよりは熱量が上がったが、同様なことが観測できる。
推測
・竹を外す時に煙が溜まっていたので、一部の先生が使っている根本に穴の空いた竹では、通常のお灸と同じピークが観察できるのではないかと推測する。
・モグサの量の少ない小さなお灸だと、煙(燃焼ガス)の量が少なくなり、上記の熱量低下などは見られないかもしれない。