今回は前回の台座灸の特別編!
煙の少ない微煙タイプの長生灸「お灸日和」に付属している調熱絆を使った時の温度測定をしてみます。
調熱絆は、山正が長生灸用に販売している熱さ調整用の厚さ1㎜のスポンジパッド。
検索してみると、他の長生灸でも調熱絆が入っている商品もあるようです。
今回購入した中では、お灸日和には1枚11片が付いていました。(タイトル画像の右端)
他は説明&注意文のみでした。
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調熱絆のスペック
- 1シート11片のスポンジシート
- 調整幅は2段階(丸の中央を抜いてドーナツ型にするか、しないか。)
- スポンジシートの厚みは約1㎜
- スポンジシートの直径は約18㎜(長生灸よりちょっと大きいくらい)
熱調整について説明書きには、
- 調熱絆を使わない「強」
- 調熱絆の外側だけ使う「中」
- 調熱絆をそのまま使う「弱」 としています。
今回の測定は、調熱絆を使用して「中」と「弱」を測定します。
測定開始
測定するのは、「山正 長生灸 お灸日和」
測定機器は「チュウオー製 MOXATHLight」でいきます。
前回書いてなかったけど、温度を測定する前にMOXATHLightを予熱しています。
この時期はちょっと寒いので、本体を電気毛布の中に突っ込んでセンサー温度を23℃ほどに
どの程度の測定時間がいるのかの把握ついでに台座灸を数個やる。
28度~29℃くらいにセンサー温度を下げてから施灸開始。
施灸開始からセンサー温度が30℃になったら測定記録を開始しています。
調熱絆 「中」中心無し
調熱絆「中」使用
調熱絆なし
比較に以前測定した調熱絆を使用していないグラフを右に表示。
目標到達温度としては41.5℃だと思います。
比較すると熱曲線はそのままに、温度だけが下がっています。
調整効果としてはしっかりしています。
手にやってみた感じは、
なんとなく温いな。という感じが続く。
お灸の「熱い」という感じは、ありませんでした。
構造的には1ミリ上に台座が上がっただけなんですが、結構変わるなーという印象。
データ、体感でも熱に差があるので、そのままが熱いと思うなら使う価値はあリます。
ただ、これを買ってお灸をすると考えると、他の商品を選ぶ方が良いかもしれません。
調熱絆「弱」中心有り
調熱絆「弱」使用
調熱絆なし
比較に以前測定した調熱絆を使用していないグラフを右に表示。
目標到達温度は37℃前後でしょうか。
調熱絆「中」と同じく熱曲線そのままに温度の低下が見られます。
長生灸 ソフトより到達温度は高いですが、ほぼ同じ使い方が出来るんじゃないでしょうか?
沢山するのであれば、電子温灸器の温灸タイプ系の物を買った方が将来的には、安く手間もかからない気がする。
手にやってみた感じは、
いつまで置いておけば良いのかな?と思うほど、熱さが分からない。
スポンジの断熱効果だと思いますが、長生灸ソフトよりも熱く感じない。
煙をなるだけ出したくないのであれば選択の一つかもしれません。
しかし、それはそもそもの選択ミスのような気もします。
おそらく、相当熱に弱い肌でなければ火傷しないんじゃないでしょうか。
電子温灸器の温灸タイプ系って何って思ったらこちらをどうぞ
単品も販売はしているが、探すと箱セット売りが多い。
お灸業界で熱緩和シールで有名な「灸点紙」にしても、マァマァなお値段するなぁ。
それはどうでもいいか。
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