臨床で使えるお灸をめざして

やいとSTATION

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お灸はヤケドをさせる恐れがあるから気を付けて

お灸をする時はヤケドをさせないように!

お灸を学校で習う時には、必ずと言っていいほどこう言われます。
今の学生さんは、どうなんでしょうか? あんまり変わらないように思いますが・・・

ヤケドを ”作る” 技術

お灸は本来、ヤケドを”作る”技術です。

お灸で熱刺激を与える技術の一つとして「透熱灸」があります。
これは、お灸をイメージするヤケドのするお灸のやり方です。
昔の効果があったというお灸はこの透熱灸という方法でされています。

ヤケドを”させて”はいけませんが、必要な刺激方法としてヤケドを作ります。
その程度をコントロールするのが、お灸をするということなのだと思っています。

「深谷灸法」「澤田流」など、お灸で効果があったという内容のテキストは多数あります。
ただ、これらの効果も”お灸を据える”技術がなければ”試すこと”が出来ません。

台座灸などは透熱灸のかわりになるか?

鍼灸師
鍼灸師

お灸をひねらなくても台座灸や煙が出なくて便利な電子温灸器もあるのでは?

台座灸はとても便利で入手性もいいですが、通常透熱灸をするために複数壮据える必要があります。
台座灸を、たくさん据えるのは大変です。
「これで行くんだー」という人はこれでも良いとは思いますけどね

電子温灸器はそれに見合う物が入手できるのであれば、使えると思います。
透熱灸であれば、チュウオー製「N灸」があります。(おそらく電子温灸器ではヤケドを作れる唯一の製品)

何を使うにしても、臨床でお灸を使う先生と、臨床でお灸を使ったことのない先生では、これらの使い方が違うように感じます。
感覚的ですが、臨床でお灸のする先生のほうが、工夫の幅が広いように感じます。

いたたに
いたたに

結論としては、透熱灸の代わりは可能(台座灸はキツイかもですが)

ただし、モグサを使うほうが自由度が高いです。
鍼灸師としては、やり方を知っておいた方が良いんじゃない。 そんな感じの温度感です。

臨床で使えるお灸を練習しよう

今回ご紹介する練習方法は、練習期間1ヶ月
患者さんとお話をしながらお灸を据えることが出来るようになることが目標です。

学校のテスト合格レベルなら一週間すれば基礎部分としてはいけると思います。
最終的には工夫が必要ですが、、、

ゆっくりなら出来るけど、気が散ると手が止まるということが無いような練習をします。
最初は速い速度に慣れないのでキツイですが、頑張ってやってみてください。
やれば出来る技術です。
悩まない、考えて必要と決めたら行動です。

点灸の練習情報を作ろうと思った経緯

元々は、やいとStationの講座の一部としてやっていた内容です。
実技講座で東京の福島哲也先生に来ていただいて、深谷灸法の講座をする都合、どうしても透熱灸が出来る必要がありました。
これから治療するにも、お灸を一壮据えるのには時間をかけるというのは現実的ではなく、最低限必要ということで今回の板上施灸をしていました。

単独の一日講座としてやっていた時期もありましたが、コロナ騒ぎで集まってやるわけにもいかず、オンラインでダラダラと画面に向かってやるのを見てもらうのもなんか違うということで、とりあえずまとめを作ろうということで今回の形になりました。

今回の計画として一ヶ月でとしていますが、個人差が出るものです。

いたたに
いたたに

とりあえず進んでみようとやっていくことをオススメします。
また、足踏みしながらゆっくりやっていってもいいと思います。
ただし、完ぺきを求めると出来ることも出来なくなってしまいますのでご注意を

この講座で丁度いいサイズのガイシュは、深谷灸法で使われる爪楊枝の先のサイズ(底辺2~3ミリほど、高さ7~10ミリほど)、割と大きいと感じるかもしれません。
形は砲弾型で縦長です。

熱を透すサイズとしてはそれが必要なのだけど、学校でやるお灸サイズとしては考えられないくらい大きいサイズだと思います。
モグサのコントロールに慣れてきたら小さく出来るようになるので「うわー!!」と思いながらでもやってみてほしいと思います。

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