お灸練習は進んでる?
なかなかしんどいです。
煙たいし、目が痛いし。
でもなんとかテンポに合わせられるようになってきました。
いきなり上手くなる方法はないからね。
ちょっと参考になればとチェックポイントあげておくね。
気になったらやってみてほしい。
はーい
板上施灸をベースに考えていますが、他の練習法でも変わらない基本です。
なんでも応用があるように、臨床ではそれが崩れることもあります。
それを念頭にご紹介していきます。
板上施灸とは?という人は前回の投稿をチェック
やりすぎていないか?
一回の練習時間は10分から15分、よくやっても45分以内
これを超えてやってはいないだろうか?
深く集中できる時間はそれくらいで、これ以上は続かない。
練習は出来ない事を出来るようにするために行うので、かなりの集中が必要な行為
沢山やればうまくなる。
毎日の積み重ねとしては正解ではあるが、一回で長い練習時間は不正解
それに、臨床時にお灸にかける時間は15分以上かけることは、殆どないんじゃないだろうか。
日記をつける
日記といっても、それ程大層なものではない。
何が出来て、何が出来ないのか?出来なかったのもに対してどういう行動をとったか?
これを次の反省材料として残しておくこと。
2,3行くらいの内容でいい。
思った通りの結果が得られたなら、素直に喜ぶ。
他人や完璧な理想と比べ、ずっと駄目だと思うと続かないし、上手くもならない。
施灸場所を正面に
施灸練習会ではお馴染みですが、体をねじる様な姿勢でやっている人がいます。
原因は色々あるけれど、主な原因は2つ。
煙たくて頭をずらす
わからなくもないし、多少は仕方ないかなと思う。
ですが、必死になりすぎて施灸場所を真上からのぞき込んでいることが多数。
患者さんにそんなにかぶりつきでやっていたら嫌がられますよ。
姿勢はまっすぐにどうぞ
点火位置が見えない
大体線香の持ち方、構え方が原因と思われます。
線香を猫の手で持っているので自分の正面に手を構えるために、手が邪魔で点火位置が見えずに頭をずらす。
体が傾いているから肩の力も抜けにくく疲れやすい。
点火方向は斜め45度から真横からの点火がお勧め
点火する姿勢で目の辺りから撮りました。
上の状態では、覗き込むしか点火位置が確認できません。
艾の持つ量が多すぎる
艾の持つ量は10壮から20壮分だけで十分です。
それ以上は、艾皿から適時補充しましょう。
時々たくさんの量をもって壮数を稼ごうとする人もいたりしますが、不必要。
持っている艾が原因で、手に熱がこもって汗をかいてボロボロになるだけです。
手汗対策
個人的見解で個人差の大きいところですが、一つよく皆さんがやっているように見受ける方法がある。
指に線香の灰を付けて手汗を防ぐ方法
これはやめた方が良い。
一時的には良いが、灰が汗を吸ってべた付く原因になる。
指に艾がくっつく原因は汗そのものよりも、皮脂。
アルコールで拭き取ってもいいが、一度手を石鹸で手洗いすることをお勧めする。
手汗は交感神経の緊張によって特に分泌される。
睡眠をしっかり取り体調を整えることで多少は落ち着く。
出来ない、失敗するかもという気持ちは、出来ないから練習中、失敗は後で記録(日記)して対策しよう。
そもそも、何をもって失敗というのか?
立てられない?リズムからずれる?火が点かない?うまく自己観察して乗り切ってほしい。
道具の置き場所を見直す
道具の置き場所が決まっていない人は、無駄な動きが多い上に、いざ操作になった時に慌ててしまう。
どこに何があるか想定されていないから
ベッドサイドでは場所が狭く思う形にはならないかもしれないが、その場所なりのセットを作っておこう。
不必要な物は、片付けて視界に入らないようにするのもコツ
そうすれば、灰皿をひっくり返す、線香を転がしてしまうような事故は防げるだろう。
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