電子温灸器? = 一灸編 =

灸活未来塾

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電子温灸器は株式会社チュウオーから出ている「一灸」「バンシン」「N灸」などです。

電子と名前がつく通り、電気の力で動くものです。

チュウオーの出している商品のコンセプトは「災害地でも使えるもの」だそうで、基本的に乾電池で動きます。

温灸器とありますが、基本的に、お灸と同じような熱量、刺激を目標としている機器になります。

他メーカーから色々電気の温灸器はありますが、おそらく「熱い」と感じることの出来る機器を作っているのは、チュウオーだけじゃないかなと思います。

今回はそんな中で、今募集をしています。
”一灸エステセミナー”で使用する「一灸」を使用者目線で語りたいと思います。

一灸のカタログスペック

「一灸」の下位バージョンに「ハンディQ」というものがありますので一緒に見ていきます。

販売名一灸 IKKYUハンディQ
医療機器認証番号228AGBZX00119000228AGBZX00119A01
型式QL-19EQ-10
使用環境温度0℃~40℃0℃~40℃
電池単3乾電池×4個
(マンガン乾電池使用不可)
単3乾電池×4個
(マンガン乾電池使用不可)
規格6.0V X 10W6.0V X 10W
温度設定低温47±2℃3秒長押し4.5秒
中温51±2℃3秒長押し4.5秒
高温60±2℃3秒長押し4.5秒
低温47±2℃ クリック3.0秒
高温51±2℃ 長押し4.5秒
刺激面積約φ7mm38m㎡約φ7mm38m㎡
寸法本体 180mm×φ26mm
電池ボックス 72×65×20mm
ケーブル 1500mm
本体 180mm×φ26mm
電池ボックス 72×65×20mm
ケーブル 1500mm
重量約230g(電池含む)約230g(電池含む)
近赤外線LED870nm200mw(最大)無し
赤色LED660nm7000mcd(最大)635nm
付属品単3形アルカリ乾電池(4本)
携帯用ポーチ(1個)
保証書、取扱説明書
ヨモギエキス
メディカルパッチ
単3形アルカリ乾電池(4本)
携帯用ポーチ(1個)
保証書、取扱説明書
ヨモギエキス
メディカルパッチ
定価¥130,900ー¥81,400ー

チュウオー製品ページより転載https://chuoms.co.jp/?page_id=18

一灸とハンディQの違いについて

一見すると一緒の見た目形状で何が変わるのかわかりません。(ラベルが違うw)

カタログから大きな違いは2つ
『設定温度』と『近赤外線LED』の違いです

・温度設定

一灸は3段階の温度設定で最高温度は60℃お灸としては十分な熱量があります。

比べてハンディQは2段階、最高温度は51℃と一灸の中温が最高温度になっています。

もうちょっと熱を入れたいよ思った時にハンディQは役不足かもしれません。

・近赤外線LED

ハンディQには搭載されていない近赤外線LEDが一灸には搭載されています

近赤外線ってなに?と思うのですが、私もわからない

でちょっと調べてみます。

赤外線の中でも可視光に近い波長で皮下組織まで浸透する波長のようです。

長く当たるとに当たると肌のたるみの原因になるものらしいです。

ですが、時間、量、強さを守れば深い組織に刺激を与えて肌にハリを与える効果がある。

参考サイト(https://outerskin.jp/ir/kawashima_1.html

今やっている一灸エステにはもってこいの機能ですね

・カタログスペックでわからないこと

刺激面の違いなんですが、近赤外線の出る穴が一灸にはあります。
後日、両方を撮った写真を掲載予定

プレースが出ていますが、スイッチの仕様が2020年4月9日に変更がありました。

現在の仕様はスライド式のスイッチからボタン長押し、タイムOFFになっています。

お灸との違い

すべての電子温灸器に言えますが、最大のメリットとして、熱量が一定であることです。

捻って行うお灸に比べて細かい熱量の調整が一切できません。
良くも悪くも台座灸でお灸をしている感じです。

ただし、患者さんが寝たきりで体位変換が出来なかろうが機器が入る場所があれば下から上へお灸では出来ないようなことが出来ます。

お灸に出来ないことといえば、一灸の先は側の部分を合わせると約12mm(実寸)

大きいので、硬結へしっかりと押し付けて熱を入れることが出来ます。

後は、練習しなくていいので、お灸に自信がなくてもスマートに使えます。

使用感について

私個人の感想になります。
他の先生だとどう思われるかはわかりませんので、参考程度にお考えください。

電子温灸器を使い始めて3年ほど経ちますが、最初の頃にお灸代わり程度に使っていたら、とても使いにくかったです。

「お灸の違い」でも言いましたように、感覚的な熱量の変化ができないから違和感がありました。

捻るお灸は、硬さや大きさを感覚で変えていましたが、電子温灸器でどの程度の熱量があるのかがわからないからです。

もう違和感しかありませんw

とはいえ、当てる時間と圧力で熱量は調節できます。
今では割と使いやすい道具となっております。

大事なことが一つ、本体が若干大きい

形状を見てもらえばわかりますが、実際する時は鉛筆持ちで施術することになります。

スイッチ部分で直径が27mmあります。(実寸)

手の小さい方は、持ちにくいかもしれません。

私も、それほど大きい手をしているわけではないので持ち慣れるまで時間がかかりました。

発熱部の本体重量は43.5gと電池ボックスと別なので軽いです。

(チュウオーから出ているペンシル型の温灸器の筐体は全て共通)

メリットとデメリット

メリット

  • 熱量が一定であり、安定した治療ができる。今日来た患者さんに明日も同じクオリティを!
  • 乾電池で動作するのでどこでもコンセントいらずで使える
  • 煙、匂いが出ないので出張先でも問題なく使える
  • 患者さんの体位は関係なく使用することが出来る
  • 熱量の調節が簡単(慣れてしまえば)

デメリット

  • 本体サイズが大き目である(手の小さい人は使いにくい)
  • 熱量の調節のコツを掴むまで時間がかかる
  • 価格が高い(それに見合う働きはしてくれます)
  • 値段の割に高級感が感じない(機能とは関係ないw)

まとめ

一灸はチュウオーの出している温灸器の中では中間の温熱範囲を持つ機種です。

比較的オールマイティに使える機能と機動性があるなと感じています。

仕様の違いはありますが、高温は使わない。ちょっとした灸熱刺激を手軽に使いたい
もうちょっと安く済ませたいな。

という場合は、下位機種のハンディQもありかな?

美容目的に顔もしたいなら近赤外線LEDは外せませんが、、、 お財布と相談

今回、自分目線で電子温灸器「一灸」を語ってみました。
他に疑問、質問などあればコメントの方によろしくお願いします。

使い方動画があります。ナレーションは株式会社チュウオー社長 今里秀俊社長です。

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